第3章

63/72
17人が本棚に入れています
本棚に追加
/180ページ
後輩達の言葉に衣千子は、気にしていないようなフリをしていた。 でも、眉がピクリと動いたから気にしてる、あと、申し訳なさそうな顔もしていた。 バイト君は気付いてなかったみたいだけど。 俺は、分かる。 だって夫婦だし。 なんだか、もう吹っ切れた。 多分、衣千子への思いの丈を公共の場で衣千子にも聞いて貰ったからだ。 ただ、家に帰って衣千子と何を話すかまで考えてないから、帰るまでに何か考えておかないと。
/180ページ

最初のコメントを投稿しよう!