17人が本棚に入れています
本棚に追加
「マスターも常連さんにも応援して貰ってます」
衣千子は、周知済みだったということも驚きを隠せなかった。
「因みに、既婚者だってことも皆さんから聞いてます」
陽が臆することなく告げた時に衣千子は、マスターと常連客達に鋭い視線を反射的に送った。
面倒くさいことは嫌いだ。
しかも、高校生なんて尚更無理だ。
「無理、付き合うとか無い。ガキなんて有り得ない」
衣千子は、数曲歌いマスターに胸くそ悪いと言って、その日はすぐに帰った。
最初のコメントを投稿しよう!