序章

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朝からごみ置き場で井戸端会議をし、日中は、ワイドショーとドラマの再放送や泥まみれの昼ドラを見あさり、それらが終わる頃に、ようやく慌てて家事をし出す彼女らに言われても衣千子には響かなかった。 「楽をしたそうに見えるのは、オバサン達の方に見えるのよね」 いつだったか、衣千子が聖に言っていたことだ。
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