二月二十一日

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階段近く、視界の隅に入った物にふと意識が引っ掛かった。 それから足を止め、みつるは廊下に落ちていた物を手に取る。 「マスコット……?」 疑問形になったのは、みつるが知っているような有名キャラクターではない――だけでなく。 フェルトで作られた掌サイズの女の子が、何故か日本の鎧姿だったからだ。
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