二月二十一日
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「ツッキー……島、先生」 咄嗟に口から出てしまったあだ名を、みつるは慌てて言い直した。我ながら苦しいと思ったが、築島はありがたい事にそこには触れないでくれた。 「それ、俺のなんだ。瀬尾さん、拾ってくれてありがとう」 「……いえ」 (名前、知ってたんだ)
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