二月十四日

7/11
前へ
/133ページ
次へ
そんな亜美の未来予想図(彼氏が出来た時にやりたい事)を聞きながら、みつるは並んで校舎を後にした。 こっそりとついたため息は、途端に寒さのせいで白くなった。 ……学校に行って、勉強して、友達とお喋りして。 亜美はそこに彼氏をプラスしたいようだが、みつるは現状で満足していた。四月になったら三年生、受験生になるからだ。
/133ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加