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「仕方がない。幼少の頃から叩き込まれた帝王学を見せてやるとするか……」
白鳥くんの突飛な行動に教室がどよめいた。
先生もぼう然としている。
「えーっと、つまり学級委員に立候補するってことでいいのかな?」
白鳥くんは大きくゆっくりとうなずく。
「でも、白鳥くんは転校生だし、学級委員は難しいと思うのだけど……」
私も同じことを思っていた。
転校生っていうのもあるけど、強烈に個性的な彼は、みんなをまとめるタイプではなさそうにみえるけど……。
「先生、慣れない環境でも堂々としている白鳥くんなら大丈夫だと思います。なんてったって、魔法使いだし! わからないことはあたしが教えます」
千秋ちゃんは白鳥くんの立候補を後押ししている。
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