3.魔法使いとのお付き合い。

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 千秋ちゃんは、すでに席についている彼に声をかけた。 「うむ。全身全霊をかけて職務を全うすると誓おう」 「うわー、さすが魔法使い。言うことが違うなあ!」  こんなに目をキラキラさせる千秋ちゃんは初めて見た。白鳥くんのこと気に入っているのかな?   見た目も中身も個性的で、物語に出てきそうなキャラクターだもんね。  好きなアニメやマンガの話をしているときよりも楽しそうだ。 「ねえねえ、魔法使えるんでしょ? なにか見せてほしいな」 「見せてやりたいのは山々だが、あいにく今は魔力が尽きている。回復するまでに三週間はかかるだろう」 「どうして魔力が尽きてるの?」  
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