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「フ……話せば長いが、ちょっとドラゴンとやりやってな……」
「ドラゴンと!? うそ、すごいじゃん。詳しく教えて教えて」
それからしばらく、千秋ちゃんは白鳥くんの話を興奮ぎみに聞いていた。
私は全く話に入れていない。
千秋ちゃん、ファンタジー設定のお話が好きだからなぁ。
ドラゴンっていうワードが心に響いちゃってるのかもしれない。
しばらくして席に戻ると、また白鳥くんのうわさ話が聞こえた。
昨日と同じ女子たちが話している。
よっぽどうわさが好きなのかな……?
「ドラゴンなんているわけないのにね」とか「魔力がつきたとか、魔法が使えないいいわけだよね。やっぱ中二病だ」とまったく信じていないようだった。
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