「土俵の女人禁制と神さまの世界」

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「それって、あっちの方の欲望も神さまはもってるってこと?」  またまた僕は考え「そうかもしれないなあ」と答えた。  ミカは僕の反応に微笑んだ後、 「そうだよねえ、でないと、子供ができないもんね」と言った。  僕は周囲を見渡し「声が大きいぞ」とミカを戒めた。 「で、どうするの?」 「何が?」  何がどうするんだ? 「子供を作って、その後、どうするの?」 「そりゃ、育てるだろ。神さまだからな」 「子供の教育は? 方針は?」  おい、どこまで追求するんだ?
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