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「カタカナで喋ってんじゃないわよ!」
聡美は鋭利な爪で悪霊を斬り付ける。
「グオ!」
怯む悪霊。
「貴様……!」
悪霊が反撃してくる。
「おっと!?」
聡美は悪霊の攻撃を華麗に回避した。
「さーて、とどめ行っちゃうよ」
聡美は悪霊の懐に一瞬で潜り、その体を真っ二つに斬り裂いた。
消滅して天に昇る悪霊。
「今の、悪霊なの? 怪物じゃん」
「霊が悪霊になると怪物のような姿になるのよ」
聡美は大道寺の体に重なった。
『あー、動いたからお腹空いたわ』
「食べてくれば?」
『私、霊体だから現世のもの食べられないのよね。あなたの体、少し貸してくれるかしら?』
「え?」
聡美と大道寺の意識が入れ替わる。
『ちょっと!?』
聡美は食堂に向かった。
「えっと……」
ポケットを弄り、財布を出すと食券を買って窓口に出した。
聡美は出来上がった食事を受け取り、美味しそうに食べるのであった。
To be continued...
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