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あらすじ
「―――た!」
とある町に住む中学3年生、木下幸太は、神社の階段の踊り場で目を覚ました。
自信に関する記憶を失くした彼は、澄乃江茜と名乗る少女によって助けられ、記憶が戻るまで、茜の伯父が経営する探偵事務所に居候する事に。
「お兄ちゃん」
コウキにしか聞こえない声。戻らない記憶。
記憶を失う前、自分は何をしていたのか、自分は何者なのか。
真実を知るため、コウキは調査を開始。見知らぬ女の子の声に導かれながら・・・
茜と調査を進める内、コウキは5年前に起きた「美咲ちゃん殺害事件」に辿り着く。
そして、彼が記憶を失う前まで、この事件を追っていたのを思い出した。
「なんだ、これ」
記憶を取り戻すため、「美咲ちゃん殺害事件」について更に調べるコウキと茜。
しかし、彼のもとに「これ以上関わるな」と書かれた脅迫状が届いて・・・
「記憶、取り戻さなくていいの?」
脅迫状が届いたことで、事件を追う事に迷いが生じてしまったコウキ。
そんな彼の背中を押したのは、他ならぬ茜の言葉だった。
その言葉に勇気をもらったコウキは、これまで以上に調査に没頭する。
「思い、出した・・・」
ついに自身に関する記憶を取り戻したコウキ。
茜と過ごした日々も思い出し、二人の仲はさらに深い物となった。
それと同時に、「美咲ちゃん殺害事件」の被害者である、秋山美咲と親しかったことを思い出したが、犯人の魔の手はコウキの家族に伸びていてーーー
「先生が、犯人?」
集めた証拠は、コウキの担任の先生を指していた。
その矢先、彼のもとに再び脅迫状が届く。
「家族を失いたいか?」
同封されたDVDには、コウキの母親が捕まっている動画が。
「絶対に許せねえ」
自身の記憶を奪った犯人と対峙したコウキは、あっけない真実を知る。
そしてーーー
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