☆いや、そうはならんやろ☆

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「くそっ!ならば来い!!シヴァ!!!」 「……寒いな」 明らかヤバいの出てきて、寒いの感想言うの湊さんっぽいなぁw 「シヴァを使役してるのか?」 「いや、あれはご飯くれるから居るだけだろ」 「餌付けか」 「ムルちゃんも餌付けしようか?」 「むしろサイラスのが餌付けされてるだろ…」 召喚獣(?)って餌付けで得られるんだ。 それ言ったらオレも召喚獣GET出来そうw 「勝手な事言うな!お前ら!!」 「…………はぁ。んで、敵は?」 「なんて生意気な態度なんだ!!!」 「はぁ?誰がお前みたいな低俗のちんちくりんの言うこと聞くのよ。たかが人間でしょ?たった百年も生きられない」 「帰れ!!」 「ヤダよ。言うこと聞かないって話を今したのよ。理解力足りな過ぎるでしょ」 「……ぐぬぬっ…」 知的な女性だが肌の色は青白く…その…目のやりどころに困る服装をしている。 オレは見たら美樹に睨まれそう。 テレビから目を逸らしとこ。 「ふぅーん。この子と戦えばいいのかな」 「シヴァか…あのオレので良ければ服羽織ってくれるか?流石に…露出多いし、そのような装いのレディを世間の見世物にするような事はしたくないんでね」 「っ!……なっ、あんた名前は!!」 「あれ?オレさっきなんて名乗った?内容濃すぎて片っ端から忘れてくんだけど、オレ認知症なのかな??」 オレも情報量多過ぎて片っ端から忘れてるw そっか、オレも認知症かwww ってか、惚れさせてるじゃん!湊さん居るのに何故!?ぁ、じいちゃんはどっちにもモテてたわ! 「……リュウトって言ってたぞ…」 「サンキュー竜平」 「脳がバグるな…喋り方は父さんだけど、言葉選びが湊なんだよなぁ…」 「今はリュウトらしい」 「良い男だねぇ…そのまま氷漬けにして住処に飾っておきたいくらいだ…うん。そうしよう!」 「湊が絡むとだいたいこうなるよなぁ」 それはきっとみんな思ってるw 湊さんには悪いけどさ、だって湊さん絡みで普通の人が好むと思わないもんwww じいちゃんは足に結界で…スケート靴を作って履いてた。ぇ、結界ってそんなに万能なツールだったっけ?オレの知ってる結界じゃない。 「何?その妙な靴は…まぁいい。人は氷の上が苦手だからな。お前も滑稽な滑る姿を見せてくれ!!」 「…ふむ。いい質の氷だな。そこまで言うならちゃんと滑る姿で魅せてやるよ」 「さぁ、赤き薔薇を咲かせよ!!」 「手始めにトリプルアクセル。ジャンプしてるから連続で出て消える氷の杭を避けるのにもってこい」 ジャンプで攻撃かわした…その後もどんどんガードしたり避けたりしていて、まるで踊っているかのよう。その姿はとても神々しく思えた。 本当にやっていたんだ…フィギュアスケート。 魅せると言った言葉に嘘はなかった。
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