☆いや、そうはならんやろ☆

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辰弥さんは不良系な住職ではあったけど、ある意味子供から大人になる思春期に必要なタイプの大人だからな。 悪さするにしても人に迷惑をかけない方法を教えて導いていたと親父も言っていた。人に迷惑をかけない悪さとは?ってなるけど深くは触れない。 政「…沙羅は…主人公のようだよね」 海「ライバル泣きますよ?」 政「沙羅のライバル湊だよ?どっちを選んでも」 海「ぁ、うん…確かに!!」 確かに!! 茜さんを選んでも聡明さんを選んでも湊さんがライバルの立ち位置にいる!! ライバル感ないけどw 湊さんはほら、ヒロイン的な扱いだからさw ヒーローのライバルはヒロインだったwww 悟「燐音くん」 燐「ぁ、悟くん!」 悟「パーティーのスイーツ作ってて見栄え良くない部分食べて」 燐「ありがとう!!」 海「もう、落ち着いてるから大丈夫だよ」 悟「…はい」 海「普段怒らない人が怒ると怖くてみんな怯えちゃうんだから気をつけなきゃダメだぞ!燐音」 燐「……ん」 ……オレは敵意むき出してで仲良くしてた先輩ぶん殴る美樹の衝撃を未だに覚えているけど…この人からしたらそんな過去の人の事なんかどうでもいいんだろうなぁ。きっと覚えてないもん。 東雲家はキレるとみんな大暴れするからな。 怒りながら永遠に追いかけ回されるだけで、平和なの蒼真さんくらいだからな。 お菓子渡せば落ち着くし。 メンタル攻撃してくる怜衣さんは怖い。 聡明さんが皆の尻に敷かれてるのはもはや仕方ないとしか言えない。 政「でも、必殺技カッコイイよね」 燐「自然現象だから殺人にはならないですし」 政「そうならないように僕が消しとくから」 燐「……ぇ、誰をです??」 政「湊の会社の……7年目の人とか16年目の人とか?」 燐「ぁ、特定されてる…全部把握してます?もしかして…」 海「…………」 政「当たり前だよね?燐音くんに関わる事だし、湊の言うこと聞く人達だけど、湊はもう住職で忙しいし」 ……早く左遷したりしてもらおう。 政樹さんの目の届かない所に…いや、どこでも目が届くなーこの人ハッカーだし。 後で何か対策しないとなぁ。 海「…燐音の負担と仕事増やさないで貰えます?ウチの子達と遊びたくないですか?」 政「っ!!!」 ……政樹さんにも噛み付けるのか…美樹。 いや、誰の娘か考えた方が良かったな。 そして政樹さんが揺らぐ言葉を言えるのも凄い。 海「そろそろ部屋脱走しそうだから連れてくるね」 燐「ん!」 うちの子もベクトルがおかしいからな。 周りにでろでろに甘やかすじぃばぁしか居ないからエグいステータスになってんのよなぁ。 オレらの両親達が既にエグいから、オレらもエグいのにとんでもない掛け合わせだからさ。 最近それを実感してる。 普通はあと何年か経ったあとにウチの子おかしくないか?って思うんだろうけど。
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