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湊「……俺様に戻って、ホストやるようになって昔よりモテてるし、オレを嫉妬させたいのか?」
聡「はぁ?昔から片っ端から男にモテて、オレを嫉妬に狂わすお前が言えたセリフか?それ」
問いかけも答えも最高にBLしてる!!
だからみんなこの組み合わせ好きなんだよな。
聡明さんは沙羅さん寄りになって、湊さんは完全にヤンデレでぶっ飛んでるから、今となってはケンカップルだった頃が懐かしくも思えるが。
湊「好きでモテてる訳じゃないし」
聡「けど、燐音くんはオレの息子でもあるからな…全力で守らせてもらうぞ」
湊「守る必要もないくらい強くなっちゃったけどね。燐音くん」
聡「そりゃ、オレらで鍛えたんだから当たり前だろ?それで諦めるなら良しでスパルタで育てた。その道を行くなら生半可な覚悟じゃ生き残れない世界だからな」
あれは…本気のスパルタだったんだ…。
鍛えるのも辛かったし、対人戦もキツかった。
オレはクマとでも戦うのかってくらい死にそうな鍛錬を受けた。
湊「あぁ、オレみたいな目に合うのはオレだけで十分だからな…だからこそ、燐音くんもだが、直人も死ななきゃいけないような最悪の事態を回避する為に、オレも手を回したつもりだよ。信者がどこまで言うこと聞くかは賭けだが」
聡「……本来はお前も回避出来たんだぞ?周りにいたオレらを頼ってくれれば」
湊「あの頃のオレにはまだプライドがあったからなぁ。なけなしのプライドがさ」
聡「なけなしじゃ、無いも同然じゃないか」
湊「けど、オレの中ではそれを失ったら人として終わりだと思ってた。実際人として終わった」
聡「……湊…」
湊「だから今は守っていきたいんだ。みんなを」
聡「人守る前に自分を守れよ。バカ」
湊「そんな危なっかしいオレが好きなんだろ?」
聡「あぁ、好きだったな…そんなお前が」
征「これキャッキャウフフ出来ないよな?」
燐「…紛れさせてあげて。会話を」
征「無茶言うなよ…」
……この人でも無茶だと思うことあるんだ。
散々辰弥さんや杏花さんの無茶ぶりを受けてきたんだろうから、慣れてると思ってたわ。
誠「湊。飯だ」
湊「オレの和菓子の守護神よ。和菓子はどうした?」
誠「朱葉に代わってもらった」
湊「して、その…肉たちは??」
誠「米がないだけオレの優しさだろ?」
湊「まだ米だけのが…」
誠「いいから食え」
相変わらず誠さんはオカンが爆発してるなぁ。
絶対に美味しいハンバーグとステーキ山盛りで持ってきてるもん。唐揚げまでついて最高かよ。
そして聡明さんに無理やり食わされてるw
あー、これはよく見た光景だ!!
湊「食べる?燐音くん」
聡「いいからお前が食え!!」
燐「湊さんの前に出されたご飯だけは食べないって何度も言ってるじゃないですか!!」
湊「えーーーーーー」
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