原案(あらすじ)

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原案(あらすじ)

目覚めるとそこは屋外階段の踊り場だった サチのお気に入りの場所 幼い頃、今は亡き父とよく散歩をした 父の思い出話を書いたことを機に 自分の記録用と、遠方の祖母に見てもらうため 地元や旅行先の階段の写真や情景などをブログにつづるようになった 読者は家族と友達数人だったが、 美しい写真と表現豊かな文章に少しずつ読者が増えていった コメント欄に「階段女子ですね」と書かれたりした ある日、テレビ局から出演オファーがきた バラエティのコーナーで「○○女子」というのがあるので出ませんか、と サチはテレビを見ない 興味もなく断るつもりだったが、祖母が喜んだので出ることにした すると、もう一人「カイダン女子」がいた ただし「怪談」の方だ 夏夜カタリーナはバラドルを目指し 自分を特徴づけるために「怪談を話す女」を選んだ キャッチコピーが被っている上 苦労せず自分と同じ立場にいるサチが気に入らない 出演した番組でも2人が比較されるし サチはテレビ出演は1回限りのつもりだったが 人気が出てしまいメディアに引っ張りだこになった カタリーナも徐々に人気が出ていた そんな中、カタリーナがスキャンダルに見舞われた ありもしない事実が週刊誌に載ったのだ 清楚系で売っていたため、打撃は大きかった ほとぼりが冷めるまでは… と事務所は活動自粛の方向へ 意図せず芸能界に片足をつっこんだサチも この頃になると慣れてきていた カタリーナとも公私共にライバル感が増してきた しかし最近、サチのパクリで「階段女子」が増え、なぜか叩かれるようになった テレビやネットで面白おかしく言われた 手の平返しちゃって何なのよ! サチは決意した 自分でもっと面白いものを作ってやるわ カタリーナも誘おう 動画投稿をはじめ、SNS、ブログ、ネットの世界で思いつく限りの企画を打ち出した サチは階段愛をぶちまけ カタリーナは毒舌キャラに路線変更 ドロドロカイダン女子の爽やか復讐劇! もとい、成長&青春劇
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