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顔を上げ、佐久嶋さんを真っ直ぐに見つめる。
「俺、佐久嶋さんに負けないように頑張りますから!」
両の拳をきつく握りしめてそう宣言すると、佐久嶋さんは笑いながら「ま、頑張れよ」と言って頭をくしゃくしゃと撫でられた。
完全に子ども扱いだ。やっぱりなんだか悔しくて、そのままがっちりと佐久嶋さんの肩を掴んで、奪うようにキスをした。
「……おいっ、藤野、」
「さっきトメさんを修理してる時の佐久嶋さん、めちゃくちゃ色っぽくてたまんなかったです」
「……やめっ」
「やめません」
耳たぶを甘噛みしながら囁いて、紅潮した身体をソファに押し倒す。
耳穴を舌で舐め回しながら、スウェットのなかに手を滑り込ませれば、必死で抗っていた佐久嶋さんの身体から徐々に力が抜けてくる。
「佐久嶋さん、すっげー、きれい。……大好きです」
滑らかな尻を何度も撫で回した後、俺を天国へと誘う狭まった場所へ、指を這わせた。
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