ミス・アンダースタンディング

あらすじ

登場人物
佐々木修平（48）男。都内で働く普通の会社員だったが、35歳の時に独立し、会社を経営している社長。容姿が良く、誰とでも仲良くなれる性格から学生時代からとてもモテていた。会社の同僚だった恵と結婚。幸せな結婚生活を送っていたが、ネットで知り合ったちさとに好かれていると勘違いし、話を聞いているうちに好きになってしまう。不倫はしたくないが恵とも離婚したくないと思っている。女は家にいて主婦であるべきという考えを持つため、恵の社会復帰を望んでいない。

佐々木恵（46）女。修平の妻。修平と結婚するまでは修平と同じ会社で働いていたが、結婚を機に退職。現在は専業主婦である。修平から「好きな人ができた」という報告を「不倫している」と勘違いしてしまい、ショックで被害妄想が激しくなってしまう。手作りのアクセサリーや洋服などを載せている“花風凛音”の名でやっているブログが大人気。子供も大きくなり、社会復帰をしたいと考えているが、修平の許可が得られずに悩んでいる。

小川ちさと（21）女子大生。頭がよく都内の有名私立大学に通っている。父親を　早くに亡くし、母と二人暮らし。経済的に余裕がなく、友人に紹介してもらったパパ活を始める。修平とはネットで出会い、金額は多くはないが援助してもらっている。他にも“パパ”がいて、その“パパ”に恋してしまっている。花風凛音のブログのファン。

佐々木秀（21）男子大学生。修平と恵の息子。ちさとと同じ大学に通い、ちさとと交際している。ちさとがパパ活をしていることは知っていたが、そこで好きな人ができたと言われて困惑している。秀が登場することでさらに混乱を招いていく。