四人目

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「あ、ごめん」 僕は彼の後を追った。 特になんの疑問も持たなかった。 それにしても誰もいない廊下や教室というのは不気味で仕方ない。 電気が一切ついてないので、月明かりに頼るしかなかった。 そうして彼について階段を最上階まで上がり、屋上まで出ると今まで無言でいたのに急に喋りだした。 「そう言えば七不思議の最後の一つを言ってなかったね」 「そうだっけ?」 そもそも六つも聞いた覚えがない。 「七つ目はさ、新しい友達ができる、だよ」 「なんだそれ。全然怖くないじゃん!」 「だよねー」 僕らは屋上の端まできた。 手すりや防柵みたいなものは一切ない。 「もうこんな時間だし、帰ろっか」 「そうだね」 彼は飛び降りた。 僕はもうこんな夜になってしまったので、早く帰らなきゃと思い。 屋上から飛び降りた。
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