2、フィクション
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いつからだろうか。現実と"フィクション"の区別がつかなくなったのは。躊躇いなく振り上げたナイフの行き先は自分。足元に転がるのは私にとっては不平と不満の塊。血まみれになったソレは虚ろな瞳で灰色の空を見つめる。 私が血の海に飛びこんだ時、遠くから救急車の音が聞こえた。
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