あとがき

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 やあ。僕の活躍小説『Wの罠』楽しんでくれたかな?  あとがきというからには、作者が登場すると思っただろう?  期待どおりにいかなくて、残念だったね。これも、僕の罠だよ。  また、僕の仕掛けた罠に嵌ったカワイイ猫――今、この文章を読んでいるキミだよ――がいるようだ。カワイイ猫だけじゃなくて、男の人だって大歓迎だよ。嬉しいな。罠に掛かって、僕を是非とも、興奮させてくれよ。  亜貴にしてやられた、って、僕の与えた文章を読みながら、悔しそうに唇を噛みしめるキミの姿を想像するだけで、ゾクゾクするんだ。  それにラストがどんな展開になるのか、全然予想つかなかっただろう?  キミの思い描いていたラストとは違っただろうけど、作者の仕掛けた罠――即ち、僕の仕掛けた罠を最後まで楽しんで貰えたなら、光栄だ。  それにしても、僕は絶大な人気があるんだね。知らなかった。  僕への誹謗中傷、絶賛キモイ等のコメント、沢山、本当にどうもありがとう。  全部読ませてもらったよ。  素敵なコメントだね。酷い男とか、気持ち悪いとか、僕にぴったりの言葉過ぎて、本当に驚きだ。僕の事、よく理解してくれているね。ありがとう。そんなに僕の事、好きなんだね。  それにこの連載中、毎日毎日、飽きもせずこんな小説を読んでくれて、素敵なコメントまで残してくれて、キミはなんて可愛いんだろう。お礼に今すぐ、キミの首を絞めに行ってあげたい位だよ。
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