(ΦωΦ)(ΦωΦ)7─カイサル戦記─

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「どうやら、カイさんにカエサルの怨霊が憑いたみたいだニャ」 「アタチの飼い主カイを助けてブギ」 チャーコが瞳をウルウルしながら懇願した。 「もちろんだともマイフェアレディ。我々が力を合わせれば、きっとカイさんを助けられるワン!」 「皆星町はオレの縄張り。そしてカイさんは掛け替えのない仲間だニャ!」 「アタチも安全圏内から見守ってるブギ!」 3匹のひづめと肉球と手根球がガシッと重なった。 ここに「カイさん助け隊」が結成されたのである。 皆星町の森っこ広場に近づくと、なにやら騒がしいではないか。ガヤガヤと人が群れをなしている。 その中には、働き者のハムスターよっぴぃさんや、天才画家ホマレーヌ清水画伯や、魔女っ子ありすんとスライムモンスターのスランバもいた。 「何があったのブギ?」 「カイさんが変な人たちを集めて騒いでいるっぴ」 「変な人ニャと?」 「どうにも世紀末な感じで、80年代を彷彿とするぞい」 「昭和の香りがプンプンしますワン」 「うふふ、女王様プレイみたいで刺激的じゃない」 「ありすんの血が騒いでるブギ」 「彼らはいったい何をしているのですかワン?」 「新手のホストクラブかニャ?」
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