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★今庄 健司
ベテランタイムルーパー。
無精ひげの目立つワイルド系中年男性。
しっかり者で面倒見が良いが口は悪い。
舞台となる高専の物質工学科棟に教官室を持つ生物学教官。
休日に棟の屋外階段から降りてきたところ、足を踏み外して落下した。
それからというもの、階段を落下するところから始まるタイムループを、かれこれ千回は繰り返している。
しかしいまだもってタイムループを抜け出す方法は分からない。
圧倒的な経験量で、ループ内で起こり得る大体の事態を予測する。
★永平寺 優
ベテラン入れ替わり男子。
ちょっとしたきっかけで、すぐに相手と人格が入れ替わる。
しかし自分で制御できるわけではないため、そろそろ元の自分がどんな人間だったか忘れつつある。
そんな人生にも悲観しない、よく言えば前向きな能天気少年。
現在は十五歳の美少年だがオネエ臭い。
年に似合わない言動も多々あるため、真実の姿は謎に包まれている。
物語中においてもちょっとの切欠ですぐにほかのキャラと入れ替わるため、非常に面倒くさい存在。
しかも本人は気にしない。
★尾花 しのぶ
ベテランバッドラッカー。
いわゆる無茶苦茶運の悪い人。
見ている人が引くくらい悪運続きだが、自殺をしようにも失敗続きのために死ねない。
長い黒髪に白い肌の二十三歳女性で、常に暗い雰囲気を纏っており、たびたび世捨て人のような発言をする。
今回も自殺をするため屋上に昇り飛び降りようとしたところを、運悪く永平寺と入れ替わってしまい命拾いした。
このタイムループに巻き込まれたのも不運の一つだが、この不運こそが長らく不変であったタイムループの突破口となる。
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