四月

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「私もあんまり得意じゃないから目立たないのにしたいな。」 スポーツ大会は運動が得意な人が活躍する。 活躍するはずなのに。 「俺サッカーでるから!二人応援来てねん。  そんでもってー、創は俺とサッカーね。」 ずいっと肩を組む愁人に悲鳴をあげる創。 それから他愛もない話をして朝礼を知らせるチャイムが鳴る。 生徒がそれぞれ席につく一方で 昴は変わらず本のページをめくっていた。 この輪の中にスバルがいればいいのに
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