四月

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私が一般の高校に通いたい、ということについて スバルは何も言わなかった。 私が勝手にスバルの高校に通って隣に住むと言ったのに、 静かに”わかりました”と言っただけだった。 スバルは小さい頃からいつもそうで 私の言いなりのようだった。 ”スバルは何がやりたい?” たくさんのおもちゃを目の前に並べた私をきょとんとみて ”お嬢様がやりたいことをやりたいです” スバルは使用人じゃないのに 今も今で、同じ高校に通うだけでなく勉強だったり家事の仕方の 面倒まで見てくれてる。
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