第2章 それは恋。きっと恋。

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『男の「好き」はあてにならないから、女は賢く見極め期間を設けましょう。』 そんな風に教科書に書いてくれていたら、いわゆる「ヤリ逃げ」被害はもっと未然に防げると思う。 よって、高校生の恋愛は不純だと確信した。 私は断固として不純異性交遊は認めない。 高校生男子の恋愛とは、セックスをするための便宜であるという事実を意識すべきなのだ。 好奇心故のセックスに対する過剰な期待が恋愛感情だと勘違いしているに過ぎない。 面倒な女は嫌うくせに、自分がやりたくなったら好きな方の女を呼び出してやりたい放題。 燿馬が性行為の快楽を覚えたらとても悲惨だ。 あいつが猿山のボス猿のようにハーレムを形成なんかしはじめた日には、うちに身体目的の女の子たちが押し寄せてきて、毎日隣の部屋でいかがわしい行為をされるのだと想像するだけで、 もう無理! 最低!! アイツのやつをちょん切って ミンチにしたあげく生ごみとして捨ててやる!!
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