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「うそうそwそんなおこんなってw」
善治は要の肩に腕を回して、謝った
「ねぇね、葵の家って花屋さんなんだって?」
「あ、うん、そうだけど?」
「今度、俺も行ってもいい?」
「え、もちろん!いつでもおいでよ」
「やっりぃ」
「どうせお前、邪魔しかしねぇだろうが」
「邪魔しねぇよ!むしろ、手伝うし!!」
「とかいって、いつもへんなことしかしなくて、後々の処理、全部俺がしてんだけど?」
「それは、たまたまだ!」
「たまたまって・・・」
「あははっ!」
葵は、要と善治のやり取りを見て、思わず笑ってしまった
「お手伝いしてくれるのは嬉しいけど、平日とかあんまりお客さん来ないし、そんなにすることないから、大丈夫だよ。それより、普通に遊びに来てくれたほうがうれしいかな?」
微笑みながら、嬉しそうに言うと、善治が涙を流し始めた
「なんて、純粋な子なんだ・・・」
「え、ちょ、大丈夫?」
「要!」
「なんだよ」
「この子を大切にな!」
まるで、父親みたいな言い方をしながら、善治は要の背中をたたいた
「いっ、たっく・・・、わーってるよ・・・」
頭をガシガシとかきながら、要は葵を見た
「?」
「葵、今日、家行ってもいい?また、花束買いたいし」
「あ、うん!もちろん!」
キーンコーンカーンコーン・・・
「あ、やばっ!またな!葵!」
「あ、うん!またあとでね!要!善治!」
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