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「うっ・・・」
「うそうそ、ごめんww」
「うぅ・・・」
痛めた心をおさえるように、葵は胸に手を当てた
すると
「おいおい、葵をいじめんなよ」
要がいつの間にか入ってきていた
「あ、要」
「要、いらっしゃい」
「おう、葵。善治、要の邪魔はしないんじゃなかったのか?」
「邪魔はしてないよ。したのは、葵いじり」
いたずらっぽく笑う善治に要はデコピンを食らわせた
「いっ!」
「いじりもすんな。葵、また、花束頼む」
「了解、どんなのがいい?」
「できたら、カラフルにしてくれると助かる」
「わかった!ちょっと待っててね」
葵はカウンターから離れ、花を見繕いに行く
「・・・で、満足か?善治」
「んー?」
「毎度毎度、俺に近づくやつをいじって、性格見て、俺から離そうとするの、知ってるんだぞ?」
「あらら、ばれてたか」
「ま、そのおかげで助かってたとこもあったから、なんともいえないけどな」
「そりゃよかった。まぁ、でも、葵はいい子だよ。周りの人に愛されてるみたいだし」
「だから、心配しなくていいって言ったろ?」
「まぁね。じゃあ、俺は帰るよ」
「もう帰るのか?」
「2人のなか、邪魔したらダメだからね」
そういうと、善治は店から出て行った
「あれ、善治は?」
そこへ葵が戻ってきた
「先に帰ったよ」
「そっか・・・、残念だなぁ・・・」
「明日も学校で会えるだろ?」
「・・・そうだね!」
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