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原案(あらすじ)
「目覚めるとそこは屋外階段の踊り場だったぁ!!」
高校生の“ヤス”は親友の“アカ”が持ち込んだオカルトアプリ
“魔物の声が入ったスマホアプリ”を聞いた瞬間、意識を失う。気が付けば、
13階建て建物の屋外階段の踊り場1階。地面は見えているが、
そこから降りる事は出来ない。2階に繋がる階段前には、鍵の着いた鉄格子状のドア…
踊り場には買い物帰りで付き合わせた“トミー”親友のアカ、
ヤス達を止めに入った委員長の姿、そして笑みを浮かべて4人を見下ろす謎のおねーさん。何処か楽し気な彼女は、状況に混乱する彼等に告げる。
「ここは“異界の踊り場”魔と人が触れ合う地。元の世界に戻りたかったら、各階を調べて上に続くドアの鍵を見つけるしかない。室内の階段は勿論、使用できない。ちなみに各階には、それぞれの特徴を持った怪異がいるみたい。準備はOK?行くよ~。」
5人の前で室内に続くドアが開かれる。ヤスはバットを握りしめ、先頭を歩きだした…
1階の踊り場から建物内に入る5人。外見はビルの様子だったが、室内は校舎風の教室が
広がっている。
ヤス:「まるで、学校みてぇだな(バットを油断なく構えて)」
トミー:「ですね…」
アカ:「もしかして…これは…(少し目を見開き、黙る。)」
ヤス:「何だ!アカやん?言いたい事はハッキリ!正直、お前を責めるのは
後半パートでするとして、今はビビッてトイレに行きてぇ。」
アカ:「あの…おねーさん?ここ各階ごとに中身が変わる感じですか?」
年上のおねーさん:「はい~恐らくは~」
委員長:「ファジー(適当)ちょっといい加減してよ!アタシ、これから用事がある
(彼女の肩に白いモノが纏わりつく。」
ヤス:「ウオオオ!後ろの正面?だっれー!(振るったバットが上手に白いのを飛ばす。)
アカ:「やったぁ!実体攻撃効くよ!ヤス!」
ヤス:「アカ…」
アカ「えっ?」
ヤス:「トイレ…(ズボンが少し濡れている)」
一同:「えええっ~」
(続)
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