段数を数える男、段原

登場人物

段原（29）
就職してもうまくいかず、バイトをやっても長続きしない男。ギャンブルばかりやっているクズの段原は、楽をして金を儲けたい。階段の段数を数えるだけで給料がもらえるという仕事を見つけると、喜々として応募した。指示されたとおりに階段を数えながら上っていたが、途中の踊り場で眠ってしまう。朝にゴミを出し忘れ、部屋の中にどんどんゴミがたまっていくタイプのクズ。

謎の女
階段を数えながら降りてくる謎の女。結構な美人だが、この女もパチンコ通いで借金を抱えているクズだった。であるがゆえに、段数を数える仕事に応募している。ダメな男にひっかかりやすく、どんどん貢ぐタイプのバカ女。若い頃に中途半端にモテたがゆえに、楽する方法ばかり選ぶようになったクズ。本名、宮本。

金澤（54）
段原に仕事を依頼した男。体格が大きく、サングラスをかけている。2人の娘がいて、猫を飼っている。カップラーメンは食べない派。こっそりと人の行動を監視カメラで観察するような胡散臭い仕事をたくさんやっているが、娘達には自分の仕事内容は秘密にしている。仕事はきちんとやるが、隠し事が多いタイプのクズ。