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「眩しい!フレス!何だそれは!」
「爺様!何故ここにかぐやを狙う薄汚いクソ鬼なぞがいるのだ!!」
「お姉様…酷い…」
「へへ…おかわり…」
「フレス、この人達はお爺さんを助けてくれたのよ。その恩返しなの。」
「何だと…!…しかしそれはそれ!かぐやは渡さんぞ!!」
「あの…ワンちゃん…」
「あっ、この人はエラさんッス。この町で就職を希望されてるッス!」
「よ、よろしくお願いします!」
「あら、可愛らしい方ね。すぐにナンバーワンになれそうね。」
「え?…ナンバー?」
「出て行くが良い!我の愛する妹達とまったり過ごす夢の城から一刻も早く立ち去れ!!」
「ちょっと待った!あれ?桃は?」
「タロウさんは今大怪我してしてしまったので鬼ヶ島に置いてきたッス。一寸さんと猿さんは戦闘不能状態ッス。」
「ほぼ全滅じゃねぇか!大丈夫なのかよ!」
「一寸さんと猿さんは別の理由でダウンしてるッス。あ、手紙をタロウさんから預かってるッス!」
「手紙だって?…どれ…」
『2(ツー)で会おう。後半でピンチの時に駆けつけて伝説のシーンを作りたいと思います。』
「…何だこれは…手紙にしたためる内容か?」
「まるで意味がわからないッス…」
「へへ…ゲームみたいだな。」
「金!お前はまた訳のわからない事を!」
「お姉様…もうめちゃくちゃよ…」
急に大人数になり、また騒がしくなったお爺さん宅でした。
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