キャラクター設定

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あらすじ 目覚めるとそこは屋外階段の踊り場だった。 半田は、手を動かして、死んでいないことを確認した。 「朝か。まだ、生きてる。」 半田は、休養中にもらった睡眠薬を飲み、思い出のこの場所にきて、コーヒーを飲みながら寝てしまったのだ。 半田は、コーヒーカップを持ち、立ち上がり、ポケットから、スマートフォンでメールを確認した。 仕事のメールの中に、妻、恭子からのメールも来ていた。 この踊り場は、恭子との思い出の場所だ。しかし、二人でココで会話したことは、ほとんどない。 でも、半田にとっては、ここは思い出の場所で、思い出すだけで、笑ってしまう。 そして、仕事のメールの中に… メールを開くと、切っても切ってもプラナリアをもらって行った少年からだった。 ++++++++++++++++++++++++++++ 件名:先生、死んじゃうんですか? 半田先生 こんばんは。 2年前にプラナリアをもらった賢太郎です。 中学生になり、今は、一応学校には行ってます。 2ヶ月前だったか、母から先生がテレビに出てて 大変だって聞きました。 そのあと、先生は疲労のため入院したって聞きました。 僕、先生だったら、って想像してみたら、 僕だったら、死んじゃいたくなるなと。 先生、死んじゃうんですか? 切っても切ってもプラナリアの賢太郎より ++++++++++++++++++++++++++++++++ 半田は、いま、太陽が上がってくるのを眺めながら、賢太郎君の「先生、死んじゃうんですか?」が、頭の中で回っていた。 何を書いてメールしてよいのか、迷っていた。
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