1の章 ◇元軍人の警備員◆

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1の章 ◇元軍人の警備員◆

私は小さな研究所で研究員として働いてる。 この新薬研究所では、薬品を開発や 効能テストとかをしてるの 私、木ノ実 夏蓮(キノミカレン)は 実験用マウスに新薬を投与して その薬の効能を確かめて 結果をレポートに書いて提出する仕事をしてる… 最近、実用性の高い 新薬がいっぱい開発されて忙しい でも、その忙しさに便乗してか せっかく開発された錠剤や カプセルになる前の薬品が外に持ち出されて 薬品のレシピが盗まれる事件が多発してるから これはまずいと研究所所長が元軍人を雇って 警備員として配属しよう!って事になった… 今日はその元軍人さんが この新薬研究所に来る日 どんな人なのかな…やっぱりごついのかしら 確かその元軍人さん、カルム=リファインって名前なのよね ミキナ (お団子頭) 「ねえ、もうすぐバレンタインデーだけど チョコあげる人、決まった?」 サヤエ (おかっぱもどき) 「ううん!まだ、決まってないよ! だってここにいる男…ダサいじゃん…」 二人はいつもこんな感じで話してる 私達は新しく配属された 警備員の男性が通りがかるのを待つ… あ!金具がすれる音…き、来たっ! 「皆様、初めまして… 今日からこの新薬研究所に配属された カルム=リファインと申します。」 胸に手をあてる彼は私達を 見回してから自己紹介をしてくれた!image=508819764.jpg
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