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木ノ実 夏蓮
(私)
「あ、わ…私は!」
ミキナ
(お団子頭)
「わたし、ミキナぁ!
よろしくね…♪」
サヤエ
(おかっぱもどき)
「あたしはサヤエ~!
仲良くしてねぇ~ん?」
サヤエさん、胸だけは大きいから
誘惑するのは得意なのよね…
私は両手の拳を握る
オタオ
(メガネ男)
「じぶん、オタオて言うっす…
よろしくっす」
私は振り向く…
ヤセオ
(やつれた男)
「ぼくは、ヤセオです…
これからどうぞよろしく」
サヤエさんとミキナさんは
カルムさんに詰め寄って…
私は自己紹介するタイミングを
完全に見失ってしまった……
サヤエ
(おかっぱもどき)
「素敵な指先ねぇん?
それ、どこで買ったマニキュアなのん?」
カルムさんは苦笑いしてて…
私はうつ向いていた
カルム=リファイン
(警備員)
「えっと、少し離れてくれますか?失礼…」
うつむく私の視界に入ったのは
カルムさんのミリタリーブーツ…
カルム=リファイン
(警備員)
「お名前、教えてくれますか?」
私は顔をあげたっ…
彼の血色の瞳…みとれちゃう…
あ…!
木ノ実 夏蓮
(私)
「あの…初めまして…わ、私…
木ノ実 夏蓮と申します」
見上げる彼は穏やかに微笑む
カルム=リファイン
(警備員)
「はい、初めまして…
木ノ実 夏蓮さん、いい名前ですね
おや、貴女の指先…」
私は彼に優しく手をとられてしまった…っ
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