1の章 ◇元軍人の警備員◆

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木ノ実 夏蓮 (私) 「…っ//」 彼の血色の瞳は私の指先に向けられてる… カルム=リファイン (警備員) 「俺と同じ色だ…」 彼の伏せていた目と合って つい、視線をそらしてしまった… 木ノ実 夏蓮 (私) 「あ、あの…///」 カルムさんはハッとして私の手を離す カルム=リファイン (警備員) 「あっと…失礼しました 初対面の女性相手に失礼ですよね…」 カルムさんは苦笑する… みんなの視線が痛いっ オタオ (メガネ男) 「なんて奴だ! 夏蓮ちゃんの手に…大胆にも触れやがった!」 ヤセオ (やつれた男) 「できない…ぼくには到底無理だ… 美男子の特権だな……」 な、なんかひそひそ聞こえる サヤエ (おかっぱもどき) 「な、なによ…あーた達!」 ミキナ (お団子頭) 「キーッ!わたしも マニキュアしてくれば良かった!」 ……うう…… オタオ (メガネ男) 「じぶん、仕事に戻るっす! もう…いいっすよ!プンプン!」 オタオが先にわざとらしく足踏みしながら 研究室に戻っていった… サヤエ (おかっぱもどき) 「ほらほら戻るよー! いつまでもくっついてんじゃないの…!」 私はサヤエさんに腕を引っ張られて カルムさんから引き剥がされるっ
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