0人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
目覚めると、そこは屋外階段の踊り場だった……
目覚めたが、なぜ自分がそこにいるのか理解できなかった。
するとゲームスタートという音声とともにスマホのアプリ画面が開いた。
★ハンター 5名
★レジスタンス 10名
★ピープル 15名
★死者 0名
貴方の属性は……現在のところ……不明……
残り時間 23:59:50…49…48…
カウントダウンは刻一刻と進む。
目覚めたのは……30人、老若男女、雑多の立場の人間が、それぞれ見知らぬビルの非常階段で同時に目覚めたのだ。
彼らは自分の属性が何なの分からないままハンターゲームに巻き込まれていく。
属性は、追跡者のハンターと抵抗者のレジスタンス、そして中立のピープルの3種類。
参加者は当初自分の属性を知らない。
すべてのミッションをクリアすれば、希望が叶えられるが、失敗すれば命を失う。
スマートフォンのマップには5km圏内にいる参加者の人数が分かるが属性は一切わからない。
1km圏内に入ると、自分から見て東西南北、それぞれに何人の参加者がいるか分かる。
100m以内に入ると、参加者の位置がほぼ正確にわかる。
参加者同士が接触すると、尋問ミッションがスタート。
5問までの問答で相手の属性を推理し、逮捕や逃走、勧誘、ステイ等のカードを切る。
勝負が決まると、全員のステータス画面に結果が反映される。しかし、それはタイムラグがあり、すぐに属性を見極めることができないように工夫されていた。
自分の属性を見極めようとする者、最後まで隠れ逃げ切ろうとする者、うまく寝返って現状を維持しようとする者、それぞれの戦いが続いていく。
生き残るのは果たして誰か?何人か?
最初のコメントを投稿しよう!