異世界バーム 始まりは海の上

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雅紀「受付さん~受付さん~」 小さな声で、探し人の役職を云う。 ?「はい。受付嬢です」 雅紀「…きこえるの?」 受付嬢「受付嬢ですから」 受付嬢だから、聴力はすぐれているということなのだろう。 雅紀「じゃ、登録お願い」 受付嬢「こちらの紙にお名前を」 ここで1つ疑問 雅紀「名前だけでいいの?」 受付嬢「嘘か誠かは、魔法具でわかりますので」 便利なものだ。 雅紀「へ~。なら、俺の名前はボブ!」 魔法具が、赤く光った。 雅紀「お~本当だ」 受付嬢「何故試したのですか?」 雅紀「これがただの脅しなら損するからね」 受付嬢もこんなことを云われるのは、初めてだろう。 雅紀「はい、俺の名前はマサキっと」 今度は、真実を真面目に書いた。 受付嬢「…登録完了です。こちらが、ギルドカードです」 そのカードには、魔法陣と名前があった。 魔法陣は依頼の受諾に使用されると思われる。
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