張り巡らされた罠

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頭痛と、けだるさと、開いたままの部屋の鍵。 二日酔いの体のしんどさのなか、優しく包まれる温かい夢を思い出し、一人笑う。 記憶に埋もれていた春の日。 この出来事から、きっと俺の人生は決まっていたのだろう。
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