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「二人とも、私を置いて盛り上がるな」
アリサの声と同時に暗かった部屋に明るさがパッと灯る。
私は勢いよく扉の方を見ると、ニヤニヤしているアリサの顔を見つけた。
アリサ、いつから見ていたの!?
「声掛けたんだけど、二人ともガン無視」
すみません。
「それと桜ちゃんが別室に居るよ?二人で帰るな」
それを聞いていたという事は、かなり前からじゃない!
恥ずかしすぎる!
「桜ちゃん、暫く家に居てもらおうか」
私が羞恥心を感じて両手で両頬を押さえていると、海さんが言った。
え、海さん、全部知っているの?
アリサに聞いた?
それとも母と話をした?
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