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軽く触れただけ。 お互いの唇が。 俗に言う、キス。 私達の初めてのキス。 「やっと出来た。今度こそおやすみ。ゆっくり休んで」 にっこり笑う満足げな海さんはそう言うと部屋から出て行った。 私は真っ赤な顔でそのままベッドに真横にボスンと倒れ込む。 こんなことされたら、ゆっくり眠れるはずが無いじゃない。
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