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「いらっしゃい。」
「うわー!!いい匂い~!」
約束通り、林谷君が放課後にやってきて私の家に入ってくる。
私はそれを快く迎え入れた。
「おっ!うまそ~!」
テーブルの上にあるクッキーをみて、林谷君が嬉しそうな声を上げる。
「いただきます!!」
「はいどうぞ。」
パクリと一口。
「うんまっ!!わー!!呼んでくれてまじサンキュな!」
にっこりと無邪気に笑うその顔はキラキラと輝いていて、好きでもなくてもキュンとする。
イケメンはマジイケメンだ。
「そうやって言ってもらえると嬉しいし。私も今日林谷君が来てくれてよかったよ。」
キッチンから私は顔を出し、私も笑いかけた。
手を拭いて、後ろ手に歩み寄った。
「丁度、材料が足りなくなってきてたところなの。」
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