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そういえば…。
俺は重要な事を思い出した。
「…あの。」
「なんでしょう?」
女性警官はニッコリと微笑み返した。
「あの…女子高生は?死んだんですか?」
女性警官はフフッと笑うと言った。
「あれは途中から録画なんです。」
「…え?」
「分からなかったでしょ?感電する直前まで本人ですが感電してから画像が前もって録画されていたものと差し替えられていたんです。」
「な、そんな馬鹿な…。」
「ガラス越しということもあって絶対にわからないとおもいます…。」
「なるほど…よく出来てる。」
「ほかに質問はあります?」
「あの電流はじゃあ僕と隣の男だけが本物だったんですか?」
「いえ、録画で作ったもの以外は本当に4人とも流してますよ…それくらいは気がつく様な犯人でしたから…。」
自分が電流を流されている状況で周りの状況を把握できるのか…恐ろしいやつだな…。
「…あ、あと。」
「なんですか?」
「…あの女子高生に会えませんか?別になんてことはないんですが…心配で。」
「それは無理です。」
そう言ってニッコリ笑った女性警官の目の奥は笑ってなかった。
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