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 発情誘発剤のせいだけでなく理真の手や口での刺激によってすでに後孔は濡れそぼっていて、理真が軽く触れただけで期待しているように収縮を繰り返す。理真も余裕がなくなってきたらしい。理斗に確認することなく後ろへ指を入れて抜き差ししかき混ぜて広げていく。後孔へ刺激を与えられるだけでも大変なことになっているのに、同時にまた中心をくわえられて理斗は激しく身悶えた。 「う、あっ。理真! ああ、やめ……あ、ああっ」 「理斗、もう入れたい」  指を引き抜かれる感覚に震えている理斗の上で、理真がボトムの前をくつろげる。そそり立つ理真のそれを見た理斗はとろけた表情のまま首を横に振った。 「だめ、駄目だ」 「理斗は絶対に『嫌』って言わないのずるいね。何が駄目?」  余裕を欠いているものの理真はいつもの穏やかな口調で優しく微笑んでくれる。だが、しっかりと理斗の腰を抱えて後孔に屹立をあてがっていた。 「今、入れたら、だめ……あ、あああっ」  願いを聞き入れずに理真が強引に奥まで腰を進めた衝撃で、理斗は悲鳴に近い嬌声を上げて白濁をまき散らす。流石に理真は動かずにいてくれたが、息の整わない理斗を見つめて楽しそうに笑った。 「イっちゃった」 「だから、駄目って、言ったじゃないか」  涙目になった理斗は文句を言ってみたけれど、上機嫌の理真は恐ろしい言葉を返してくる。 「うん。何回でもイっていいよ」 「待ってくれ。今、出て……ん、うあ、あっ!」 「またイっていいから。動きたい」  達したばかりの体を理真は容赦なく揺さぶった。理斗はこれまで自分の手だけで発情期の処理をしていたため、奥までえぐるように突かれる心地よさに我を忘れてしまう。喘ぎながら理真に抱きつき抽挿を繰り返す腰に両足を絡め強く引き寄せた。 「理斗エロすぎ。もーやだ可愛い。やばいイキそ……っ」 「んんっ、あ、あ、理真、俺も、ああっ」  もう少しでまた達するというときに理真は突然理斗の中から屹立を抜いてしまう。何が起こったのかと瞬きを繰り返す理斗をうつ伏せに返した理真は、理斗の腰だけを持ち上げた。予告なしにふたたび屹立を突き入れ、先ほどよりも激しく責め立てる。
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