おきなさい わたしのかわいいぼうや

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 感想を聞いて、タスクの終了に待ったがかかった。 「なあ、まさか……アキラちゃん?」 「さあ行くぞ、勇者アキラの冒険は始まったばかりだ!」  わーっと、声を上げて走っていく姿を見て保護官は確信した。  学校指定のスカートを拒否して運動着を着込んだあの背中は、十才男児を続ける気でいると。
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