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ここまで陥落したら
後は楽なもんだ。
「ほら」
俺は再びベッドに寝そべって
惜しげもなく肌を晒した弟を
自分の上に呼び迎える。
「ああ……お兄様っ……」
和樹は俺の前を肌蹴ると
紅潮した頬に恥ずかしげに手を当てながら
「入れてもいいですか……?」
屈辱的な確認を余儀なくされる。
潤んだ眼をして――。
「よし」
俺が許可を出すまでは
飼い犬のように辛抱強く待っている。
せめてものお情けだ。
「こうすれば深く刺さる――」
「んああっ……」
「簡単には抜けないぐらい深くな」
細い骨盤を抱く様に一息に根元まで突いてやる。
「んんっ……やぁっ……スゴいのっ……!」
和樹は悲鳴まがいの嬌声を上げてのけぞった。
白い喉元にうっすらと滲む汗。
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