第4章

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ここまで陥落したら 後は楽なもんだ。 「ほら」 俺は再びベッドに寝そべって 惜しげもなく肌を晒した弟を 自分の上に呼び迎える。 「ああ……お兄様っ……」 和樹は俺の前を肌蹴ると 紅潮した頬に恥ずかしげに手を当てながら 「入れてもいいですか……?」 屈辱的な確認を余儀なくされる。 潤んだ眼をして――。 「よし」 俺が許可を出すまでは 飼い犬のように辛抱強く待っている。 せめてものお情けだ。 「こうすれば深く刺さる――」 「んああっ……」 「簡単には抜けないぐらい深くな」 細い骨盤を抱く様に一息に根元まで突いてやる。 「んんっ……やぁっ……スゴいのっ……!」 和樹は悲鳴まがいの嬌声を上げてのけぞった。 白い喉元にうっすらと滲む汗。
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