汚れた黒板~神様の暇潰しデスゲーム~Ⅳ

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廊下の角を曲がった俺たちの足が止まる。 廊下の先から、骸骨の生徒たちがぞろぞろと湧いて出て来ていた。 皆、手には様々な凶器を持っている。 「くそッ」 これも『No.2』の能力なのか。 俺は銃口を向けた。 バンッ!バンッ! 撃たれた前列の骸骨が崩れ落ちるが、一息つく暇もない。 「私に任せて!」 清香が両手にサブマシンガンを構え、放つ。 ズガガガガガガッ!! 派手な音を響かせながら放たれた弾丸に、がしゃんがしゃんッと音を立てて骸骨は次々と砕け散る。 全ての骸骨が床に倒れた。 ほっと息をつく清香。 しかしーー 「う、嘘でしょ!?」 「っ、!」 俺たちは愕然とした。 床に倒れていた骸骨たちが、ゆっくりと起き上がったからだ。 しかも、その姿は何事もなかったかのように元に戻っている。 「これは…まずいな」 俺の頬は苦笑いで引きつった。
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