プロローグ

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光は笑いながら「慣れるまでは仕方ない」とコーヒーを口にする。 多分、卒業するまで慣れないと思いながら「頂きます」と私もコーヒーを口にした。 「勉強の方はどう?」 「それは大丈夫」 「なら良かった。3年になると進路のこととかで大変になるから、今のうちから少し考えていた方が良いな」 「……進路、か」 「何かある?」 「まだちゃんとは決めてないけど、何となくボンヤリとは」 「そっか。必要な物があれば準備する」 「ありがとう」 光はどんどん穏やかになって行く。 きっと光も変わって来てるんだろう。
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