エリスとルーヴェルの騎士団

登場人物・用語解説

　♰エリス・ド・メリクール

　本作の主人公。ニューオルレアンに住む長髪の少女。年齢は１８歳。フランス革命で活躍した『テロワーニュ・ド・メリクール』の子孫。両親と共に商店街でパン屋を営んでいたが『ジリアン・オールディス暗殺未遂事件』の濡れ衣を着せられ指名手配犯となる。逃走中にアビー・クリステンセンに助けられルーヴェルの騎士団に加入、自分を陥れた黒幕に復讐を誓う。

　♰アビー・クリステンセン（北条 妙）

　エリスを救った異国の老婆。年齢は６７歳。エリスに騎士団への加入を促した人物そのであり、その正体はルーヴェルの騎士団に所属する日本人の剣術家。４９年前にアメリカに渡り、アメリカ人の将校から英名を授かった。１８歳の若さで南北戦争の北軍に従軍した過去を持つ。

　♰エドワード・ルーカス

　ニューオルレアンの町に事務所を構える私立探偵。ロンドンのホワイトチャペル出身。年齢は３３歳。騎士団に所属しておりエリスに味方する数少ない人間の１人。ジャンヌの捜索の依頼を受けエリスと共に行動する。

　♰ジリアン・オールディス

　イギリス出身の聖職者・革命家。年齢は２２歳。親仏派でありパリで革命活動を行っており、『英国のジャンヌ・ダルク』と呼ばれている。ニューオルレアンで起こった彼女が襲われた悲惨な出来事がエリスの復讐劇のきっかけを作った。

　♰ジャンヌ・ル・メヴェル

　両手に謎の刻印を持つ得体の知れない少女。年齢不明。騎士団に重要視されている人物で死告鳥からも狙われている。彼女の行方を追う事がエリスの任務となる。

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　♰ルーヴェルの騎士団

　太古の時代に結成された兵団。人々の安全を尊重し、平和と調和の安定を目的とする。表社会では知られていないが、数世紀先のオーバーテクノロジーを用い、遥か昔から邪悪な存在と戦ってきた。世界各地に支部を持つ。

　♰死告鳥

　『魔界錬金術』や『聖品』を悪用し、世界を恐怖で支配することを目的とする邪悪な一族。世界中の歴史の陰で暗躍しており、非常に強大な力を持つ組織。ルーヴェルの騎士団とは対立関係にある。

　♰ニューオルレアン

　本作の主な舞台となるフランス西部に位置する孤島。面積は仏国本土の４分の１くらい。フランスの属国であるが戦争はほとんど行っておらず数百年間平穏時代が続いた。元は『レフレール』という独立国であったが百年戦争時代、フランスが国の併合を宣言、『ニューオルレアン』となる。