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その世界は混ざっていた。
今ではない時間。ここではない場所。
未来なのか、過去なのか、それとも異世界なのかすら分からぬ世界。
ただ、そこは二千とも三千とも分からぬ、科学文明と魔法文明が混在する世界であった。
そんな混沌とした世界にて、人々は必死に生きていた。
栄えては消え、消えては栄えを繰り返し、それでも人々は生きていた。
そんな人々を支え、時には世界の秘密を解き明かす者、それは”冒険者”と呼ばれている職業であった。
これはそんなとある冒険者の物語。
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