嵐の予感

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 キュウン……ってしてる場合じゃないっ!!  「それは、昔の話!   今、私は柚木君と付き合ってるんだから、そうでしょ?」  「原田先輩……」  ホッとした後、波留は尻尾振ってるかのように嬉しそうな表情を浮かべた。  もう、可愛いったらありゃしない。  「美緒が、こんな青二才で満足するわけないよな?   なぁ柚木……お前知ってんのか、こいつの性癖?」  黒澤さんの煽り言葉に、波留の耳がピンと立った。  「原田先輩の、せい、へき……ですか?」
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